2010年06月27日

原点回帰・・・マスターに会いに。

先週、AMの打ち合わせを終えて東西線に乗っていると、
ふと思い立つ。
「そうだ、こんなお昼前の時間に東西線で神楽坂!
 ・・・久しぶりに、早稲田のあの人に会いに行こう」

12:00少し過ぎにポンッと駅に降り立ちました。 

2年ぶりにのれんをくぐった穴八幡近くの小さなお店。
大学時代の4年間、バイトでお世話になったマスターに会いに。

ランチも盛況だけど、夜も落ち着いてて大学の教授や職員や、
常連さんが飲みに来る雰囲気のいいお店です。

「変わらないな」と言われるけど、
ここに来ると、すんなり15年も前の自分に戻ってしまう。
何を話すでもなく、思い出話や、あの人は今?みたいな話、
子どもの教育費の話とか、そんなどうでもいいことを話しつつ、
店の中や外の景色を眺めていた。

店から見える早稲田通りの並木の緑。
店内に飾ってある大きな皿や、絵も。
何も変わらない。

このお店で、どんだけいろいろな話をしてきただろう。
いつも最後には結局泣いて、
マスターからジュースをおごってもらっていた。
「どんな話でも、できるだけたくさんすればいい。
 そうやって自分の物差しに、目盛りを振っていくんだから」

私がここで確認してきた目盛りは、
今もまだ私の物差しにくっきりと残っている。

何が好きで、何がイヤか。
どんなことに傷ついて、どんなことに鈍感か。
どんな人に好かれ、どんな人に嫌われるか。
上の空になるような、夢のような出来事があったとき、
本当に最悪で、どこかに消えたくなるようなとき、
ちっともうまく言えずに、それでも、何とか話そうとしていた。

社会に出て、自分が「何の役に立てるか」とか、
「こんな役割だから」とか、そういう段階の一歩手前で、
すごく私的に、価値観を築く作業をここでやらせてもらった。

振り返ると、結局のところ、
それ以上でもそれ以下でもない素の自分、
=ベースとなる気持ちの尺度でずっと判断してきている。
良くも悪くも、物差しは一つなのだ。

人にどう思われるか?とか、
もう少し自分はこうなれるんじゃ?とか、
そんな欲が年と共に削られ、より一層それを強く感じているのも確か。

13時過ぎ、のれんをもう一度くぐり、
人生の中で、こんな場所をもてたことに感謝。
久しぶりに、本当に‘ひとり’になれた1時間。
たまには必要。

また来ますっ!
posted by haru at 18:36| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | こころ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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